2010年4月17日土曜日

自転車とおじいちゃん

 
こんにちは。 
ニュース等でご存知の通り、 
こちら東京都多摩地区は雪が積もりました。 
朝起きて、車の屋根やボンネットに積もった雪を見て、 
思わず笑っちゃいました。 
そして外は暖かな春の風が吹いています。 
今、何月なのか・・・ 
季節は何なのか・・・ 
一瞬わからなくなりますね。 
 
 
さてさて今日は、 
管理人がめて自転車を買って貰った話です。 
 
5歳の誕生日に祖父が自転車を買ってくれるとの事で、 
「こーゆーのでこうなってて・・・」と、 
当時流行っていたキャラクター自転車が欲しいと説明しました。 
 
誕生日当日、手元に自転車が届きましたが・・・なんと残念な事に、 
自分が希望していた自転車ではありませんでした。 
 
同じ時期に近所の友達が、 
自分が欲しかったキャラクター自転車を買ってもらっていたのを見て、 
密かに悔しかった事を思い出します。 
 
普通の子どもなら、自分が欲しい自転車じゃなかったら、 
泣いたりすねたりするのでしょうが・・・ 
「せっかく買ってくれたのだから」と我慢していた、 
大人びた子どもでした。 
 
キャラクターの代わりに折り紙でエンブレムらしき物を作り、 
カゴの前に貼りつけて乗り、 
とりあえず自分を説得&納得&何とか満足。 
 
あの時、もし駄々をこねて泣いたら、 
キャラクター自転車に取り替えてもらえたかもしれないのになー 
なんて思います。 
(実は今も「おねだり」が下手なまま・・・) 
 

 
そんな祖父は自転車が大好きで、買い物はもちろんの事、 
普通なら電車で出掛ける距離でも自転車で出掛けてしまいます。 
(85歳位まで乗っていました) 
 
大人になってから自分の車で出掛けた随分遠い場所で、 
自転車の祖父とすれ違った事が数回あり、
その時はびっくりしたやら笑っちゃうやら。 
 
当時、我が家は7人家族。 
10キロのお米が、数日で底をついてしまう状態。 
行きつけのお米屋さんへも祖父は自転車で行っていました。 
 
ある日、祖母に、 
「もう年寄りなんだし、 
自転車で10キロ買うのは危ないから、 
5キロにすれば~?」と言われていました。 
 
お米を買いに行くのを自分の使命と思っていた祖父は、 
祖母に「5キロ」と言われた事だけ頭に残っていたのか、 
ある日、5キロを2つ買って来ました。 
・・・結局10キロじゃん!(笑)と、家族でバカウケ。
 

 
今日はそんな祖父の誕生日。 
10年前に亡くなったので、生きていれば100歳でした! 
 
 

管理人