秋の展示会では、この工具を囲んで、店主は担当者の方と1時間位話していた記憶があります。
かなりの優れものとの事ですが、自分にはちょっとわからないので(笑)、店主から「熱い」説明をしてもらいましょう。
管理人
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はい、皆さま大変ご無沙汰しております、店主でございます(^^;
自転車用に限らず携帯ツールというものは世の中に沢山ありますね。
何を隠そう(みんな知ってる!?)私は無類の工具好きでして、上質な工具・道具には目利き鼻利きです・・・
それに引っ掛かったのが、この《LEZYNE》です。
んじゃあ、何がイイかと言いますと、ずばり素材と精度に尽きますね!
まず、携帯工具の用途として一番多い出番は六角レンチですね。
スポーツ車に多く使われている六角穴のキャップボルトは、実は意外とデリケートなネジ類だったりします。
キャップボルトを回すためにはボルトの六角穴にレンチを差し込みますが、理想的な工具とネジとの関係は互いがピッタリとはまり合うことですね。
実はこのピッタリってのが難しいところで、ネジ屋さんと工具屋さんの知恵比べみたいなところがありまして・・・ まぁ、詳しくお話すると恐ろしく長文になりますので割愛しますが、この《LEZYNE》の六角レンチのビット(パーツ)はピッタリの具合が今までの携帯工具と比べて非常によろしいのです。
それではどの様に‘ピッタリ’かというと、まずビットの素材・造りが鍛造ステンレス鋼&CNC加工で最近のHAZETやWERAなどの一流工具メーカーでもトレンドの素材です。
では、なぜにステンレス? かというと、携帯工具の環境です。
おそらく、サドルバッグやツール缶に入れっ放しだという方も多いと思います。
たまに開けて使おうと思ったら、錆びてて真赤っ過・・・ がっかりです(--;
そういうトラブルを未然に防ぐためにもステンレス鋼なのです!
但し、ステンレスの携帯工具も道具ですので定期的にメンテする必要もありますよ。
余談ですが、実はステンレス材は全く錆びない金属ではなくステンレス鋼の種類や一定条件下での使用ではサビも発生しますので、大まかにはサビ(赤錆)が発生しにくい金属って認識しているといいと思います。
次に精度ですが、先ほどビットは鍛造ステンレス鋼といいましたが、各ビットはステンレス鍛造後にCNC加工を施した素材で出来ていますので、普段ショップで使っている工具達と遜色ない精度なのです。
そして、何気なくビットを引き出す動きの支点はシッカリ・ピッタリとした面で、ビットの根元のセンターを連結シャフトが貫通しています。
実際にレンチを使用するときに発生する捩れのトルクに対しては、締め付け感の分かりやすい非常に有効な構造になっています。
実はこの構造が《LEZYNE》マルチツールの最大のセールスポイントだったりします。
デザインは若干在り来たりですが、現状では錆びに強い理想の携帯ツールの一つです。
ちょっと熱が入りすぎましたねぇ・・・(汗)
店主